2025/09/16 16:08
皆さんこんにちは。クラゲ大好きイラスト作家、ころもち杏です。
きのくら通信第13回目になります。今回は、前回の続き「絵を描く」ということについて(後編)をお届けしたいと思います!
前回をまだお読みでない方は、そちらを先に読んでいただけると話の繋がりが分かりやすいかと思います→https://kinokuraya.base.shop/blog/2025/09/11/153007
今回は、ころもちが思っていることについてだいぶ深掘りした内容(?)となっています。笑
最後までお読み頂けると嬉しいです!それでは始めていきましょう。
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前回は、ころもちは昔から絵を描くことが好きだった!でも、趣味どまりだった。そんなころもちが絵を描く活動(きのくら屋)を続けられているのは何故か…というところで終わっていましたので、その続きからとなります。
なぜ趣味程度だった「絵を描く」ということが今も続いているのか、そこにはやはりクラゲの存在が大きく関わっています。
クラゲが好きで、いろいろな種類を知ったり描いたりするのが楽しい。また、自分の欲しいマニアックなクラゲグッズを生み出したいという気持ちも相まって、絵を描く意欲になっているんだと思います。
以前、クリエイターの先輩とお話しをしているときに「ころもちさんは、絵を描いてクラゲを集めているんだと思っていた」とのお言葉をいただいたことがあります。
いろんなクラゲを描くことでいろんなクラゲを収集しているような、そういった感覚で描いているんじゃないのかな、と。
それを言われたときに、そのような事は考えたことがなかったので少し驚いたのですが、段々とそれがしっくり来るなぁと感じるようになりました。
絵を描くことがすごく好きで、絵ならなんでも楽しくて、24時間描いていたい、人に見せなくても自分が描きたいものを描ければ満足、というタイプの方にも会ったことがあります。そういった方は、本当の意味で絵を描く才能があるのかな、と感じます。絵の神様に愛されているというか、私には絶対に超えられないところにいるな、と。
対して、自分は描きたいものを描きたいタイプで、やっぱり人からの評価は欲しいし、正直なところ褒めてもらいたいなという気持ちもちょっと(いや沢山。笑)あります。(そのタイプの絵は良くないと言っているわけではありません。いろんなタイプの人がいて良いと思います。ただ私はそう感じるという、個人の感想です!)
そのため、純粋に絵に向き合っているわけでは無いのかなぁ、と少し後ろめたい気持ちを感じる時もありました。絵の学校へ行っていたわけでもない自分が、絵を描く活動をやってどうにかなるのかなと悩んだこともありました。
しかしその先輩の言葉を聞いて、私は1人で絵に向かっている訳ではなく、クラゲたちと共に向かっているのだ、と思いました。そう思うと、何かが開けたような、少し心が軽くなるような気持ちになるのでした。
純粋に絵に向き合っている訳ではない、上等ではないか。クラゲが好きで、知りたくて、クラゲの絵を描いているんだから。むしろ向き合っているのはクラゲの方で、でもそれでいいじゃないか、と。だってやっぱり好きなのだから。
ということで、長くなってしまいましたが何が言いたいかといいますと…私は1人で絵を描いているわけではない。たくさんいるクラゲたちを集めるような感覚で、グラゲを描くことを楽しんでいる。そんな風にこれからもクラゲの絵を描き続けていきたい。そんな自分に気がついた、という話です(乱暴な要約。笑)。
そして、自分の絵を通して、クラゲを知らなかった人に、よりクラゲについて知ってもらったり、興味を持ってもらえたりしたらとても嬉しいです。
実際今でも、私の絵を見た後に「実物のクラゲを検索してみました。」「自分の推しのクラゲを見つけることができました。」など、とってもとっても嬉しいお言葉を頂くことがあります。
皆様の反応のおかげで、世の中のクラゲ認知度を少しでもあげたり、クラゲの魅力を布教したりできているのではないかと、烏滸がましくも少し思っております。そう思えるのも、普段から活動を応援してくださるた皆様のおかげです。いつも本当にありがとうございます。
そんな私は、もうすぐ始まる個展に向けて、アナログのクラゲの絵を描きためていているところです。10点ほど展示したいと思っているので、日々頑張って描いております。
描いているうちに、自分の中で「こんなクラゲが描きたい」というイメージも最近固まってきたので、それについてもまた今度記事で詳しく書きたいと思っています。
私は北海道で活動しているので、今回の個展は札幌での開催になります。興味はあるけど札幌には行けないよという方もいらっしゃると思うのですが、SNS等で少しずつ紹介していきたいと思っていますので、ご反応いただけるとても嬉しいです!


では、そろそろ終わりにしようと思います!今回は今までのきのくら通信よりも、私の内面や思っていることを正直に書いてみました(読んでくださった方がどんなふうに思うのかちょっとドキドキしています)。
どこまで内面について書こうか迷いもしたのですが、普段こんなことを考えながら描いているんだな、というのを知ってもらうことで、ころもちや私が描くクラゲたちを今までより身近に感じてもらえたら嬉しいです。
振り返って読んでみると、クラゲ対する知識も画力もだまだなくせになんだか大層なことを書いているようにも見えるのですが…要するに、私はクラゲが好きだから、クラゲの絵を描いているよ、ということですね!やっぱりたどり着くのはそこかなと思います。なのでこれからもいろんなクラゲの絵を描いていきたいです!
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。また次回お会いしましょう!
【おまけ】今日のクラゲ豆知識『くらまめ』
クラゲの目は、傘の縁にある!
→全ての種が…という訳ではありませんが、傘の縁の窪んでいるところに「感覚器」と呼ばれる器官があります。その中に、目に該当する「眼点」と呼ばれる器官があります!
水族館でクラゲを見る際には、傘の窪みにも注目して見てみてください!!